
プロフィール
1964年生まれ
株式会社ヒューマン・パワー・イノベーション 代表取締役
NPO法人 Kリーグインターナショナルネットワークス 代表理事
「魂の伝道師日記」
http://plaza.rakuten.co.jp/jounetusenpu/
幼少より、剣道、柔道、空手などの武道を経験。16歳で国際空手道連盟極真会館に入門、19歳で黒帯取得。18歳で陸上自衛隊習志野第一空挺団入隊。自衛隊除隊後、20歳でキックボクシングを始め、23歳で日本チャンピオンとなる。その後数年間タイ・オランダへ武者修行に出かけ、世界トップレベルのノウハウを修得。帰国後、空手・キックボクシング・シュートボクシング・K-1選手等のトレーナーを務め、数多くの日本チャンピオン・世界チャンピオンを輩出する。
2005年にNPO法人Kリーグインターナショナルを設立。15歳以下の子供を対象として安全性を重視した上で団体や流派の垣根を越えて参加できる大会を年2回開催。過去の大会ではタイ、台湾から選手を招待。2007年3月25日の大会は各界の方が来賓としてきていただき大成功をおさめ、9月1日にはタイのバンコクで「日・タイ修好120周年記念国際大会」を開催。2007年4月に(株)ヒューマン・パワー・イノベーションを設立し、新たな事業展開をはかる。
「NPO法人「Kリーグインターナショナルネットーワークス」の役割」
格闘技の世界には派閥があり、非常にしがらみが多いのです。それぞれの流派や連盟が、それぞれ自分たちが一番であると考え、また、それぞれに仲が悪い。子どもたちにも「異なる流派とは口を聞くな」と指導している流派もあるくらいなのです。
私は格闘技経験が長いのですが、そうした派閥のしがらみには、いつも違和感を抱いていました。本来、魂のぶつかり合いである格闘技が、派閥の枠に捉われてしまうのは、残念なことですし、スポーツマンシップを育むべき子どもの教育上もよくないと思うのです。
そうした考えから、流派や連盟といった枠組みに捉われないNPO法人「Kリーグインターナショナルネットーワークス」というNPO法人を設立しました。
このNPO法人の役割は、15歳以下の子供の異種格闘技大会を企画運営し、子どもが純粋に魂と魂をぶつけ合う環境をつくることです。格闘技を通じて心身共に強い子供達を育てたいと願うのと同時に、彼らの夢を実現するために、団体や流派の垣根を越えて参加できる共通性を持たせたルールを設定し、安全性を重視した上で、競技大会を開催しています。
格闘技の国際交流を通じて、人間の芯を育てる
今年は日タイ修交120周年記念の年ですが、私どもで、ムエタイを通した子どもたちの国際交流のイベントを企画し、タイ国に持ち込んだところ実現化に至りました。
今回、6人の子どもたちがチームを組んで、タイの代表チームと闘うことになります。
タイはキックボクシングの本場です。日本の子どもたちにとって、厳しい試合になることは間違いありません。
親たちの多くは、自分の子どもが勝てそうな試合にしか出そうとしません。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?「勝てるから闘う、負けるから闘わない」ではなく、本気の魂をぶつけて何かを感じとること、理屈を越えた何かを掴み取ることの方がはるかに大切なことです。
子どもの頃から、結果至上主義で子育てしてしまうと、最初から計算が働く子どもが育ちます。そんな子どもが大人になると、少しでも困難なことが起きると、「オレには無理だから」と逃げてしまうに違いありません。子どもが勝つか、負けるか、それを親が計算してしまうのは間違った教育ではないでしょうか?負けるかもしれないけれど、そこに向かっていって体験すること、不利な状況の中で挑戦することに意義があると思うのです。
仮に、負けたとしても、負けたことがあるからこそ、負けた人間の気持ちがわかる人間に育ちます。勝った経験しかない人間が、どうして優しくなれるでしょうか?
残念ながら、なかなか大人たちにこのことをわかってもらえません。だからこそ「本気の子育て」という本を書きました。
また、私たちは、アマチュアスポーツの団体ですが、実績を積み上げさえすれば、立ち技格闘技の頂点であるK?1のリングにプロデビューさせる道筋を拓いてあげたいと考えております。
また、タイ・モンゴル・カンボジア・ミャンマーをはじめとする開発途上国の子どもたちを支援するNPO法人アジアチャイルドサポートとの提携も実現しました。これによって、貧困に苦しむアジアの子どもたちにも、K?1のリングに上がる夢を持たせてあげたいと思っています。
K?1MAXで優勝したブアカーオという選手がいますが、彼もタイ出身です。タイの選手たちはお父さん、お母さん、弟や妹のためにリングで闘います。日本人選手とは明らかに目つきが違います。ハングリーであるがゆえに、本気の度合いが違うのです。
そんなアジアの子どもたちと交流させることは、日本の子どもたちとって、何事にもかえがたい経験になると考えています。
「身の丈を知り、野心を抱け!」
今、日本には閉塞感が漂っています。
ボク流のやり方で「20?30年先の日本を担う子どもたちから、日本を変えたい!」と本気で考えています。
ごまかしがまかり通る世の中ですが、格闘技はごまかしが利きません。
負けるかもしれない相手に挑戦し、本気の魂をぶつけていく。そういう経験って一生忘れないじゃないですか。「あの時、あれだけ頑張ったんだから」っていう経験があれば、逆境や壁にぶつかっても「このくらいのことは平気で乗り越えられる」というマインドが育つものです。
私は子供たちに対して、常々、「身の丈を知り、野心を抱け!」と言い続けています。
自分の殻の中に閉じこもっていては、自分の可能性は広がりません。もっと視野を広く持って、世界レベルに挑戦し、身の丈を実感してほしい。身の丈を知ると謙虚になります。
そして、そこで、「あぁ、無理だ」とあきらめるのではなく、そこから野心を持ってほしい。「負けじ魂」でもいいし、そういう気持ちを持つ。そういうことが内発的なエネルギーとして大切だと思うのです。
子供たちの無限の可能性を引き出していく。それが私の使命だと考えています。


























