VOL09 松下智明

<インタビュアー:矢野 裕真、野中 慎一郎>

プロフィール
1966年生まれ。広島県出身。1989年株式会社リクルートに入社。人材総合サービス部門に在籍し、採用・教育・評価の領域で約250社の企業サポートを実施する。特に企業の「成長・発展期」支援には多くのクライアントから定評があり、サポートした企業のうち、25社が今日までに株式公開に至っている。その後、人材アウトソーシング企業、コンサルティングファームを経て、2002年8月、企業の営業力強化を支援する有限会社チェンジマネジメ
ントシステムを設立。同年12月に株式会社に組織変更し、現在に至る。主力商品『ACSELL』はリリース1年で70を超える企業で採用され、多くの実績を残している。
HP  http://www.change-ms.com/

『会社経営における二つの軸』

「雇われないでも生きていく人が集う場所」「顧客の社史に残る仕事をする」が会社経営を行う上での揺るぎない軸となっています。そして、この二つの軸を体現することを阻害する要因については一切の妥協を許すことなく今までやってきました。
現在は3億・10億・30億・100億の壁を越えたい企業様に対して組織変革・営業力強化のコンサルティングを中心に行っていますが、今後はそれに必要なリソースや手法を一つ一つ商品化し、提供していきたいと考えています。
先に繋がる施策を現段階でしっかりと行い、「CMSさんのおかげで成長しました」「CMSさんのおかげで壁を越えることが出来ました」という顧客数を増やすことが結果的として業績の向上へと繋がっていくと考えています。

『新卒社員が風土を変える』

私がリクルート社員時代に最初に関わった仕事は、企業の新卒採用でした。その中で新卒社員が入社したことで風土が劇的に変わった企業をいくつも見てきました。
私は「中小企業の業績の9割を採用が決める」と考えており、自社においても早い時期から新卒採用を行いたいと思っていました。そして実際に今年8人の新卒社員を採用したことによって、自社の風土変革スピードが劇的に加速されました。
自社では採用活動を最優先に考え、社員全員が命懸けで取り組んでいます。それは採用と育成は連動しており、採用活動に力を入れることによって育成の負荷は軽減されるからです。
採用において大切なことは、「セルフモチベーターを持っている人材」を採用することであり、「セルフモチベーターを持った人材」とは自分自身で成長することが出来る人材です。根本的な考え方としては「自責・自立の人材」を採用し、そして社内の仕組みが維持・発展出来るような制度をマネジメントシステムとして連動させることが重要です。
そして採用活動においては、まず自社の価値観を明示し、その価値観に共感する人材を集め、その中から採用する人材を選択するというプロセスが大切です。重要なのはただ単に「会社に貢献したい」とイメージで考える人材ではなく、「自分が幸せにならないと他人は幸せにできない」という考え方を持つ人材でなければならないことです。究極の個人主義(個人のミッション・ビジョン)を突き詰めていくと最高のチームを作ることに繋がるという感覚を理解できる人材であることが最も重要であると私は考えています。
現在多くの中小企業様が熱心に採用活動に取り組んでいますが、景気回復に伴った近年の求人数の増加・学生の大手企業志向の強まりの影響により優秀な人材を採用することが困難となっています。このような背景から当社では「ACSELL」という人材を早期戦力化するサービスを開発し、徹底した人材育成のサポートを行っています。

『"情熱"とは、愚直なまでに実現したいと思う強い想い』

炎とは赤い炎よりも青白い炎の方が熱いものです。
一人一人の想いを実行することが自分自身の成長・理想像へと繋がるという確信を持ち、最高のパフォーマンスを提供することによって理想の自分自身を実現していける「静かな熱さ」を持った集団が当社の理想の人材であると考えています。そして、このような強い想いを持った人材がチームとして機能することにより、当社が目指している日本一のベンチャーサポートカンパニーになれると考えています。