麒麟の田村裕の自叙伝『ホームレス中学生』を読みました。
読みやすさと度肝を抜かれる半生に驚いて、すぐ読み終えてしまいました。
壮絶な生活の根本に、田村さんが持っているお母さんへの強い思いを感じ、
そこが一番考えさせられました。
11年間という短い間だったからこそ、忘れられない甘い記憶が多くあるのだろうけれど
そのお母さんにあの世で会うまでに、褒めてもらえるよう、いっぱいお話が出来るようこれから頑張って生きていくという素直な気持ちが素晴らしい。
また、窮地に陥った時の田村さん兄弟を助けた周りの大人達の粋な計らいにも感服しました。
この本を読んで思ったこと。
『田村さんは、自殺を考えたとき、お母さんとの思い出、受けた愛情によって思いとどまり、
それが生きる原動力ともなった。』
子育てにおいて、善悪の区別を教えるのは当然ですが、
それを踏まえたうえで、多めに甘く尽くしても良いのではないのか?と。
もしそれが生きる原動力の一つになるのだったら、親として惜しみなく与えてあげたい。
大人として、困っている子どもが育つ環境を整えてあげなければならない。
そして、今自分が熱中して仕事ができるのも、
自分の親が与えてくれた愛情によって生み出された情熱があるからではないか?、
そういう愛情や熱中できる環境がなければ、
きっと子どもの夢や物事への情熱も生まれ難い、と思うのです。
ついつい「仕事への情熱」を考える時、大人の問題だと考えてしまいますが、
これからの未来を担う子ども達にも目を向けることも必要ではないでしょうか?
(植田)


























