皆さんも、昔から「これやってみたいな」、「あれ習ってみたいな」という憧れを持って始めたけど、結局モノになる前に、もしくは三日坊主で終わってしまったということはなかったでしょうか?
私の地元には、夏祭りがあって山車、屋台を笛、太鼓を鳴らしながら曳き回します。
私は小さな頃から祭が大好きで、とくに笛を吹いている笛吹きに憧れて、一度中学生の時に笛を借りてきて練習したことがあります。
でも、日本の横笛は最初音が出にくいので、最初はいくら吹いても音が出ません。
私はそれこそ「三日坊主」でやめてしまいました。
結局そこまでのやる気だったといえばそれまでだったのでしょう。
ですから、「物事をやりきるために必要な条件」のひとつめは、まず「やる気」「情熱」だと思います。
このサイトでも言っている「情熱」はとても重要です。
でも、情熱以外にも、ものごとをやりきるために必要な条件があるかなと思っています。
それは、「人」と「環境」です。
実は私は、中学生時代のリベンジではありませんが、昨年から再び祭の笛を習うことを決めました。
とにかくもう一度やってみようと思ったのです。
そのとき大変だったのが、笛を教えてくれる人を探すことです。
地元由来の祭囃子には楽譜なんてありません。
耳と指で覚えたものが伝えられてきているのです。
だから笛の師匠を探さなければいけないのです。
でも地元には笛を習いたくても誰に教わったらいいかわからない、身近にそんな人がいない、もしくは断られたという人が結構いるのです。
私の場合は運良く地元の祭を手伝いにきてくれている笛吹きさんが教えてくれることになったのですが、これは本当に幸運だったと思っています。
そして、練習を始めたのですが、次に困ったことは練習場所の確保です。
習い始めは大した音も出ないので、そこいらで吹いていても迷惑ではないのですが、少しづつ上達するにつれ、音が大きくなるし、思いっきり吹かないと練習になりません。
私の場合は、家の近所のお寺、公園、海のそば、ときには人がいなそうなカラオケボックスと場所を変えて、一部の人には迷惑をかけながら練習しました。
私の場合は曲がりなりにもこうした場所、環境があったので続けてこれたのだと思います。
最初に申し上げたとおり、やる気や情熱がまず大事であることに変わりはありません。
ややもすれば、この情熱さえ持ち続ければ、人と環境に恵まれなくても、自分で切り開いたり、見つけたり、出会ったりということがあるかもしれません。
でも、やっぱり私は、「情熱」に加え、最適なタイミングで「人」と「環境」があることは、ものごとをやりとげるためにとても重要だと思うし、それらに感謝したいと思います。
今年の夏、どうにか私もお祭で笛デビューができましたが、師匠という「人」と、練習できる「環境」があったことに感謝しながら、今後も「情熱」を持って続けていきたいと思います。
(中田)


























