組織風土改革のご支援をする機会が増えてきました。
組織はトップで99.9%決まりますから、経営者の意識や言動が組織風土に大きな影響を及ぼします。ただ、最近、私が着目しているのはトップの右腕、NO.2の役割です。
なぜなら、私が見てきた限り、社員が自律して楽しそうに働く良い組織風土を持つ会社は、例外なくトップと右腕が尊敬し合っており、反対に、組織の一体感がなく人間関係が良くない会社は、例外なくトップと右腕の関係が悪いことに気付いたからです。
では、右腕、NO.2の役割はどんなことでしょうか?
これを定義する前に、「リーダーシップ」と「マネジメント」について考えてみましょう。
よく「リーダー」と「マネージャー」という言葉は混在して使われることが多いのですが、「リーダーシップ」と「マネジメント」は別物です。
「リーダーシップ」とは、よりよい未来(ビジョン)を描き、率先垂範で挑戦していくことです。一方、「(人材)マネジメント」とは、一人ひとりの個性にフォーカスし、適材適所のマネジメントで一致団結させ、ビジョンを実現していくことです。
つまり、会社という組織の中で、トップに求められる重要な役割は、確固たる信念(理念)のもと、よりよい未来(ビジョン)を描き、率先垂範で挑戦していくこと、すなわち、リーダーシップを発揮することであって、トップは常により良い未来にフォーカスし、組織を率いていく存在です。
一方で、右腕や現場マネージャーに求められる役割は、トップの理念とビジョンを理解し、現場の一人ひとりの個性にフォーカスし、適材適所のマネジメントで一致団結させ、ビジョンを実現していくこと、すなわち、リーダーシップよりも、マネジメント能力が問われるのです。
社員数が少ない時は、トップが「リーダー」と「マネージャー」を兼任して組織を率いることができますが、社員数が増えるにしたがい、たいがい「マネジメント」が機能不全して伸び悩むことになります。そこで、右腕や現場マネージャーを育てることが重要になるわけです。
組織風土改革も同様です。私がご支援する時に常に意識していることは、経営者の方に、人間愛に満ちた経営哲学(理念)を深めていただくともに、ビジョンを明確にしていただくこと、そして、右腕や現場マネージャーの方に、研修を通じて、前述のような役割を認識していただくと共に、現場の一人ひとりの個性を活かしてビジョンを実現していくマネジメント能力を高めていただくことです。
これを意識して進めていくと、社員一人ひとりの足並みがそろい、一体化し、次第に業績も好転していくのです。
経営者と右腕の関係は、家庭における夫婦関係と一緒です。夫婦仲の悪い家庭では子どもの幸せが実現しないように、経営者と右腕が尊敬し合う関係になければ、組織の一体化や社員一人ひとりの幸せの追求など実現でききないのです。今一度、右腕との関係や現場マネージャーの育成に力を入れてみてはいかがでしょうか?
ご参考「ダイバーシティマネージャー養成講座」


























