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【145号】イチローに情熱

2009年12月18日 09:50

イチローが日本戻ってきてジャイアンツ球場で練習を開始したというニュースを見ました。イチローに接した巨人の内海投手や松本選手は「オーラがすごい」と驚いていたようです。もう記憶の中から薄れている方も多いかもしれませんが、2009年のWBCで最後の最後に、絶対に決めてほしいチャンスに、きっちりとタイムリーを打ったイチローに感動をしたことを思い出しました。
「オーラがある」という点でイチローほどその言葉にふさわしいスポーツ選手はいないでしょう。なぜ彼には人をひきつけるオーラがあるのでしょうか。


私が感じたイチローの凄さは二つあります。

一つは、淡々と毎日やらなければならないことをやっている。

もう一つは、定期的に何かを変えている。


見た人はみな驚いたのではないかと思うのが、メジャーに行ってからこの7年間、家では朝と昼を兼ねたブランチに奥さん手作りのカレーを食べ続けているということ。いつも同じ味のカレーを食べて好きなDVDを見て、球場に向かい、自分なりの練習をして、試合に臨む。この繰り返しをひたすら繰り返しているのです。


とにかくいつも同じ状態に自分がいられるように、同じペース配分で、おそらく同じ時間配分で、いつもの自分の力がだせる状態にもっていくこと。これがプロフェッショナルな自分を作るためのポイントでした。


もう一つは、バッターボックスに立つ位置を30センチずらしたり、相手投手の難しい球を打つことだけを考えたり、何かを変えるようにしているということです。この小さな変化、まわりからは見えないような変化をつけてレベルを上げていくということをやっています。


日常の繰り返しとその中での変化。
この二つが大事であり、これだけを意識して行動すると、知らないうちに自分がレベルアップしていくのです。


そして彼が最後に言っていた「ファンを通して、選手を通して、圧倒的な成績を残すこと」を目指すからこそ、日常の繰り返しと新しいことへのチャレンジが活きてくるということです。

いつもの自分、自然体の自分、自分らしさをだせる環境がまずは重要。
いつもどおりの結果をだせるようなコンディションにしておいて、そこに新しい変化を取り入れる。この繰り返ししか圧倒的な結果は生まれないということです。

私はイチローに、クールな情熱を感じます。

しかし今回のWBCではホットな情熱も感じました。

並々ならぬ世界一にかける思い。情熱が世界を変えることをあらためて実感した大会でした。それをイチローから学びました。


情熱経営においてとても大事なのは、大きな変化というよりも、コツコツと積み上げていくことです。小さな小さな変化をし続けること、小さなことを積み上げていくことです。
一度決めたことをやり続けること。これができる人がたくさんいる会社は、情熱を現実に変えられ、業績もいいようです。


2010年は情熱経営を実行に移していく年。
あらためて情熱のすばらしさをたくさんの方と実感し合いたいと思っています。


(岩崎)
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